ナチュラルケアグループで働く先輩看護師の紹介

衛生看護科卒業後、急性期HP（3か所）での病棟勤務を計9年経験し、現在の職場に入職。
全く在宅医療の経験はなく、最初は戸惑いばかりで失敗や反省の毎日でしたが、先輩看護師さんに指導を受け、日々成長してきたように感じています。現在は10名の在宅看護チームの主任を務めています。
マニュアル通りには行かない事が多く、看護師としては日々勉強をさせられます。
訪問というお仕事は、他職種の方（施設職員、CM、家族、薬局、他科受診のHPスタッフなど）との連携も多く、看護師である前に人として接する接遇やコミュニケーション能力の大切さを日々学んでいます。
患者様のご自宅や施設に訪問し、看護業務を終えて帰ろうとすると「あんたが来てくれたら安心するわ」等と声を掛けられると、仕事の忙しさや辛さは忘れてしまい、また頑張ろうと思えます。
また、訪問時に患者様の異変に気付き、救急搬送となる場合もあります。そんな時には自分のアセスメント能力が問われます。受診結果が間違いなければ「よし！」と思います。
そうした経験を積み重ねながら、次また他の症例を診て勉強したいと思う毎日です。
また、看護師主任として、新人看護師の指導やチームメンバーの相談役など日々やりがいを持って仕事に向きあえています。

看護師として常に思っている事は、患者様が自分の家族ならどうするだろう？です。
常にそういう思いで対応するように心がけています。時には厳しく、時には優しく。
家族のような関わりが持てれば、自然と関係は築かれてくると考えています。
伝えるべき事は親切に伝え、間違い等があれば素直に受け入れ素直に謝るよう心掛けています。また、リーダーとしては、まず意見を聞き入れてから対応する事、何かお願いするような場合でも依頼方法や言葉遣い等に気をつけるよう心掛けています。

私が一番に良いと感じるところは、子供が体調不良の時に気持ちよく休ませてもらえたり、早退させてもらえるところです。今は息子も中学２年生で元気で留守番もできますが、小さな子供はよく体調を壊すことがあり、一人で置いて行けないこともあり、今までの病院であれば親に頼んで出勤するように言われたり、代わりのスタッフを自分で見つけなければ休めなかったりしたのでとても助かっています。小さな子供が居ても安心して働けた、子供だけではなく家族やペットのことでどうしても休まないといけない時も協力してもらい休ませてもらうことが出来たなど、自分が休むこともあれば他のスタッフが急遽休むこともあります。お互い同じ状況になれば、気分良く助け合える職場の雰囲気があります。
前の病院ではサービス残業も多かったのですが、ここに来てサービス残業が全くない事に驚きました。今までの考えは、残業をしなければいけないのに残業手当が支給されないという現実に嫌な思いをしましたが、今の職場では業務に対してきちんと評価がされる点もやりがいにつながっています。
また、去年から私は正看護師の資格取得のため、通信制の学校に通わせてもらっています。
入学金や授業料も全て職場のキャリアアップ制度を利用している為に必要ありません。
仕事と学校の両立は現実問題として本当に大変ではありますが、自分の為の資格でもあり、この制度がなければ自分自身で資格取得をすることなんてなかったと思うと感謝の気持ちしかありません。一日も早く正看護師となり職場に還元していきたいと思っています。