福永記念診療所の外来診療と訪問診療に毎日飛び回っています。医療・介護業界はもちろんのこと、さまざまな業界の動きを見据えながら、法人としてのビジョンを明確に提示して行動しています。また、外来診療や訪問診療では患者様やご家族としっかり向き合い、丁寧な診療をすることを心がけています。
職種
医師・訪問診療
キャリア:13年
出身地:大阪府
私は現在、福永記念診療所にて外来診察と訪問診療を行っております。
平成18年から訪問診療という分野に取り組み、同じ志をもつドクターと一緒に「グループ・プラクティス」の理念を掲げ、当グループを創設しました。そして、現在は関西に3クリニック・1病院、関東に3クリニック(歯科のみ)までネットワークを広げ、今後日本が抱える超高齢化社会の問題に対し、微力ながら助力できればと考えております。
またこれから訪問診療にチャレンジしたい、学びたいという先生に向けて大阪と東京で「在宅塾」を開催しております。こちらでは過去培ってきたノウハウや失敗例なども含め、様々な在宅に関連する分野の講義を約4カ月間にわたり実施しています。そして在宅塾の卒業生は、明日のグループ・プラクティスを形成する仲間となっていきます。
訪問診療は基本的に月2回の訪問です。月2回ですから、次の訪問まで期間があります。
ですから、患者様のわずかな変化も見逃さないということを常に心がけています。そして、常にそばにいる介護士、訪問している看護師、ご家族などドクターが行かない時の様子を知っている人の声を大切にしています。
それでも、患者様の状態を把握するには限界があります。そこで私が目指しているのはきちんと機能する多職種連携チームの構築です。患者さんに関わるすべての職種が連携することによって、「状態が悪くなってから治療する」のではなく「状態の改善」「状態の維持」そして「病気の予防」が可能になると考えています。患者様を中心に、多職種が連携することが患者様やそのご家族、そして私たちドクターをはじめ患者様に関わるすべての人によい結果をもたらすと信じて日々邁進しております。
大きく2つのビジョンを掲げています。超高齢化社会が加速する2025年問題を見据えて、在宅医がもっと増えてほしいという思いから「在宅塾」を2016年からスタートしました。それと合わせ“チーム医療”の可能性を追求していくことが一つ目のビジョンです。
緩和ケアチーム、栄養サポートチームなど専門医を中心としたチーム医療が在宅でも当たり前にできるようになり、総合内科のメインドクターがオーケストラの指揮者のようにタクトを振って、各チームパートナーの専門性を生かすという風に役割分担ができるようになることを目指していきます!
二つ目のビジョンは当直プラットフォームシステムの構築です。既にグループ内では導入しており、当直医師を輪番制で決定し、平日夜・土曜・日曜のオンコール体制を確立しています。
今後はこの当直プラットフォームをグループの枠を超えて、一般の在宅医が利用できるようにできたらと考えております。ソロでやっているドクターは24時間365日待機のストレスに絶えずさらされ、学会への参加や家族との旅行などができないという悩みや不安を抱えています。当直プラットフォームに参加できることにより、在宅医の負担が軽減され、担い手をもっと増やせると思っていますので、この当直プラットフォームの構築をすることが重要だと考えております。
福永記念診療所にて外来診察
いつでも笑顔で患者様をお迎えすることをこころがけています。
昼休憩 休憩後、診療所内で勉強会
外来診療と訪問診療の間のほっとする時間です。この時間にスタッフとのコミュニケーションを心がけています。
訪問診療
施設や居宅に伺って診療をおこないます。
福永記念診療所にて外来診察
夜診も多くの患者様がいらっしゃいます。一人一人としっかり向き合います。
会食
医療・介護業界だけでなく多方面の業界の方と親交を深めます。
私の趣味はサーフィン、ウェイクボード、車関連などありますが、その中の1つにゴルフもしております。こちらに関しては、年2回慶春会カップというゴルフコンペを開き、様々な職種の方が参加頂いております。
他病院のドクターや看護師、製薬会社・卸会社など医療関連の方はもちろんのこと、他業界にて活躍されている経営者の方なども参加されて、人脈も広がっていっております。
ゴルフのスコアはここでは控えさせて頂きますが、今後も定期的にゴルフコンペを開催し、ゴルフを通じて様々な業種の方々と交流を深めていきたいと思います。
プライベートの時間も大切にして、趣味を楽しむことが、明日への活力につながります。