日本が少子高齢化社会に直面しており、訪問診療の重要性や必要性を感じナチュラルケアグループに転職しました。地域にとっての訪問診療の必要性ややりがいを感じております。通院が難しい方、余生を自宅で過ごしたい方やご家族の方に寄り添い、話し合い、より良い医療を提供することができるよう努めていきたいと考えております。
職種
医師・訪問診療
キャリア:2011年卒
出身地:大阪府
卒後2年間のスーパーローテート研修を経て、市立豊中病院で外科研修後に大阪大学小児成育外科講座に入局、子供病院や大学病院で研究や臨床に従事していました。小児外科医として大学病院に勤務しておりまたが、少子高齢化やコロナ禍に直面し地域医療の重要性を感じるようになり、かつ少子高齢化にどう取り組むべきかを徐々に肌身に感じるようになりました。そこで一度小児診療を離れ訪問診療に身を投じてみたいと考えるようになり、2022年6月よりここで訪問診療に従事することになりました。現在は主に施設や居宅の訪問診療に携わっております。認知症や神経難病などで通院困難な患者さんは高血圧症や糖尿病をはじめとする様々な疾患を併存していることが多く、主に病状に合わせて内科的アプローチを行っております。
在宅医療の現場には看護師・ソーシャルワーカー・施設ヘルパー・リハビリテーション・薬剤師等の多職種連携が必要になります。病院勤務では知ることもできなかった経験を通し、日々勉強させて頂きます。
医師・看護師間の協力はもちろんですが、訪問診療は事務・助手・ドライバー・薬剤師の方々も協力して患者様のサポートを行う姿勢がより重要だと思うようになりました。
診療に関しては、患者様の背景、つまり身体的・社会的・経済的な状況をよく踏まえて、まずは患者様・御家族の訴えを受け止め、こちらの意向を押し付けることなく、現状で最善と思える方法を共に探っていくように話し合うことを心掛けております。また、施設入居の方々には、施設側の意向も十分に汲んで診療を行うように心掛けております。
診察する上では、目線を患者さんに合わせ話をしやすい環境をつくることで些細な訴えを引き出し、患者さんの立場を考えた医療を心がけております。
また、当院スタッフだけでなく、施設看護師や介護職員、施設スタッフや家族などと連携を取りながら医療・介護を行うように心がけております。
医師同士の風通しもよく、様々な専門の医師がいるので、各々の症例相談も活発に相談しあえる環境があります。また、夜間待機当番がシステム化しており、メリハリがあります。
午前往診
訪問診療の場合は診察後は申し送りなど。その後臨時往診の必要がある時は合間を縫って現場に向かいます。移動中は必要に応じて患者さんのご家族に連絡や相談、診療情報提供所の記入、カルテ記入などを行います。
昼休憩・昼食
訪問診療を終えて、近くの喫茶店やうどん屋や定食屋でランチ
午後往診
午後は数施設で約30-40名の施設患者様を診察。移動中の車中では診察した患者カルテの記入など。
帰院・ミーティング
病院に戻り、看護チームとのミーティング/カルテ記入や書類整理。当日に診察した患者様の情報共有とカルテの記載や書類を作成。
帰宅
日に応じて医局会や会食などがありますが、無ければ、帰宅。
仲がいい友達とよく話し、よく遊んでいます。数年前からバンドを組み、月1で練習しています。カラオケも大好きです。
昔はバスケをしていましたが、10年以上していませんので運動不足になっています。身体を動かすことも始めたいと考えています。
友人たちとする休日のサッカーが日々の楽しみです!